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シート防水をしているのに雨漏りする原因は?メンテナンス・修理についても解説

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「シート防水をしているのに雨漏りが発生してしまって困っている」
「シート防水の雨漏りを修理する方法や原因を知りたい」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

本記事では、シート防水で雨漏りが発生する原因や修理方法について解説します

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我々森工務店は、新築やリフォーム工事で培った知識を持つ大工と外壁や屋根工事で建築物の雨水侵入予防知識を培った板金職人がタッグを組み社員として抱えた会社です。構造を知り尽くした我々に是非ご相談ください。

シート防水とは

シート防水は、主に障害物の少ない平らな屋根(陸屋根)に利用される防水です。具体的には、防水性の高いシートを屋根全体に敷き、雨漏りから屋根を守ります。

シート防水の主な特徴は以下の通りです。

  • 塗料など乾かす手間がなく比較的工期が短い
  • 素材のコストも比較的安い
  • 耐用年数も比較的長い

陸屋根で使用されるほかの防水(FRP防水・ウレタン防水など)と比較して、工期・コスト・耐用年数のバランスがよいことから、平らな陸屋根の多くにシート防水が利用されています。

シート防水の種類・工法

シート防水の種類や工法について詳しく解説します。種類や工法についてある程度知っておくことで、より効果的に修理・メンテナンスがおこなえますので、ぜひ参考にしてください。

シート防水の種類

シート防水には、主に「ゴムシート防水」「塩ビシート防水」の2種類があります

各シート防水の特徴は以下の通りです。

シート防水の種類特徴
ゴムシート防水・温度変化に強いが紫外線には弱い
・厚みは1.2mm〜2.0mm程度
・1㎡あたりのコストが塩ビシートより安い(約2,750~7,700円)
・耐用年数が塩ビシートより短い(10~15年)
塩ビシート防水・温度変化だけでなく紫外線にも強い
・厚みは1.5mm〜2.5mm程度
・1㎡あたりのコストがゴムシートより高い(約3,850~8,250円)
・耐用年須がゴムシートより長い(10~20年)

ゴムシート防水は初期費用こそ抑えられるものの、耐用年数が短い点、厚みがなく耐久性が低い点などから、長期的にみれば塩ビシート防水の方がコストパフォーマンスが優れています。そのため、現在新たにシート防水を施す際は、塩ビシートを用いるのが一般的です。

主な施工方法

シート防水の主な施工方法には「密着工法」「機械固定工法」の2種類があります

各施工方法の特徴は以下の通りです。

工法の種類特徴
密着工法・接着剤を使って下地に直接貼り付ける工法
・施工時に特別な器具がいらず短い工期で施工可能
・風の影響を受けにくい
・下地の影響を受けやすい
機械固定工法・シートと下地との間に通気用シートを挟みこむ工法
・シート下の水分・湿気を外部に排出することが可能
・下地の影響をほとんど受けない
・歩行する機会が多い場所には向かない

密着工法は「短い工期で施工できる」「風の影響を受けにくい施工ができる」といったメリットがあるものの、下地の影響を受けやすく、下地がひび割れるするとシートも破損するなどのデメリットがあります。

機械固定工法は「塩ビシートは下地の影響を受けにくい」「シート下の水分・湿気を外部に排出する」などのメリットがあります。しかし、割れやすい円盤状の器具を複数設置するため、出入りの激しい場所などには向いていません。

シート防水で雨漏りが発生する原因

シート防水で雨漏りが発生する主な原因は、以下の4つです。

  • 紫外線による劣化
  • 植物の繁殖
  • シートの剥がれ
  • 鳥の被害による穴あき

それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

紫外線による劣化

一つ目の原因が紫外線による劣化です。

シート防水は、紫外線を受け続けることで劣化が進みます。劣化が進むと、シート防水の耐久性が低下したりシートの剥がれが発生したりして、最終的には雨漏りへとつながります

とくに、ゴムシート防水は紫外線に弱いため注意が必要です。紫外線からシートを守るためのトップコートを塗布していても、5~10年ほどしか機能を保てません。

そのため、5年に1度を目安に点検を実施して、必要に応じてトップコートの塗布などの対処が必要です。

植物の繁殖

二つ目の原因は植物の繁殖です。

シート防水は、経年により防水性が低下すると藻や苔、カビなどが発生することがあり、そのまま放置してしまうと劣化が促進されることとなります

また、砂や土が溜まりやすい場所には植物が生えてくるケースも少なくありません。この場合、シート上に生えている植物の根が防水層に浸入している可能性もあり、無理に引き抜くと防水層にダメージを与えるため注意が必要です。

シートの剥がれ

三つ目の原因はシートの剥がれです。

シート防水は、温度差による収縮や経年による接着力の低下などが原因で剥がれが生じます。その結果、隙間から雨水が入り込むことで雨漏りへとつながります。

とくに、以下の部分は剥がれが生じやすいので定期的にチェックするのがおすすめです。

  • シートとシートが重なっている箇所
  • シートの端
  • シートが下から膨らんでいる箇所

剥がれや剥がれそうな箇所を発見したら、専門の業者にメンテナンスを依頼しましょう。

鳥の被害による穴あき

四つ目は鳥獣被害による穴あきです。

シート防水は、2mmほど厚みしかないことから鳥によってついばまれることで破れてしまい、そこから雨水が浸入して雨漏りとなるケースがあります。

とくに、ゴムシート防水は鳥に狙われやすい傾向にあるため注意が必要です。原因不明の穴あきが多い場合は、鳥による被害の可能性があるので、できるのであれば鳥が屋上に侵入しにくくなるような対策を施しましょう。

シート防水からの雨漏りを防ぐために定期的にメンテナンスを実施しよう

シート防水を使っている場合は、5年を目安にメンテナンスをするのがおすすめです

雨漏りが発生するまでではなくとも、経年によってシート防水には傷みが生じます。軽度や小規模の傷みであればコストを抑えた補修も可能です。

雨漏りが発生して全面的な防水工事となると、大きな手間やコストが発生します。雨漏りを未然に防ぐだけでなく、無駄なコストを抑えるためにも定期的にメンテナンスを実施しましょう。

シート防水を全面的に改修する際の修理方法

シート防水を全面的に改修する際は、密着工法か機械固定工法かで取れる選択肢は異なります。

密着工法

元が密着工法のシート防水を全面的な改修する場合、大きく分けて2つの選択肢があります

  • 今あるシート防水を撤去して新たに防水層を作成する
  • 今あるシート防水に重ねる形で防水層を作成する

今あるシートを撤去する場合は、FRP防水やウレタン防水を含めてすべての防水層を施工可能です。

現在のシート防水に重ねて防水層を作成する場合は、シート防水(ゴム・塩ビ)もしくはウレタン防水による防水層の作成ができます。また、シート防水の場合は密着工法・機械固定工法好きな方を選ぶことが可能です。

機械固定工法

元が機械固定工法のシート防水の場合、現在のシート防水に重ねる形での改修には適していません。新たに防水層を重ねてしまうと、もともとあった円盤状の器具が見えにくくなり、踏み割ってしまう可能性が非常に高くなるためです。

どのような修理方法を選ぶのがよいかは、状況によって異なります。シート防水の全面改修をおこなう際は、依頼する業者としっかりと話し合った上で決めるとよいでしょう。

雨漏りを原因から直したい方は「森工務店」にご相談ください

シート防水で生じた雨漏りのメンテナンスや修理を検討している方は、ぜひ「森工務店」をご利用ください。

森工務店は埼玉県川口市にある工務店です。「痒い所に手が届く、また頼みたくなるような工務店」を目指し、東京・千葉・埼玉を中心に活動しています。

シート防水の修理・メンテナンスは、平地であることから自分でも作業できるように感じますが、決して安全という訳ではありません。そのため、基本的には自分達での修理はおこなわず専門業者に依頼するのがおすすめです。

弊社は、一般住宅はもちろん、工場の屋根修理にも対応しております。建物の規模・種類を問わず雨漏りにお困りの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

まとめ

シート防水で雨漏りが発生する主な原因としては以下が考えられます。

  • 紫外線による劣化
  • 植物の繁殖
  • シートの剥がれ
  • 鳥の被害による穴あき

シート防水は、耐熱性や耐久性も高く長期間に渡り防水性を維持してくれますが、まったくメンテナンスの無い状態では長く機能を維持できません。雨漏りを未然に防ぎ末永く使用するためにも、定期的にメンテナンスを実施しましょう

森工務店は「また頼みたくなる工務店」を目指し、東京・千葉・埼玉を中心に活動をおこなっている工務店です。

雨漏り修理にも自信を持っており、原因特定から補修までを一貫してお請けいたします。シート防水からの雨漏りにお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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我々森工務店は、新築やリフォーム工事で培った知識を持つ大工と外壁や屋根工事で建築物の雨水侵入予防知識を培った板金職人がタッグを組み社員として抱えた会社です。構造を知り尽くした我々に是非ご相談ください。

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