ご相談・
お問い合わせ
お知らせ
瓦棒屋根で雨漏りが発生する原因は?修理・メンテナンス方法についても解説
お知らせ「瓦棒屋根で雨漏りが発生したので原因を知りたい」
「瓦棒屋根からの雨漏りを修理する方法や日頃のメンテナンス方法を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、瓦棒屋根で雨漏りが発生する原因や修理方法、日頃のメンテナンス方法などについて解説します。
雨漏り修理 16,500円~
我々森工務店は、新築やリフォーム工事で培った知識を持つ大工と外壁や屋根工事で建築物の雨水侵入予防知識を培った板金職人がタッグを組み社員として抱えた会社です。構造を知り尽くした我々に是非ご相談ください。
瓦棒屋根とは
瓦棒屋根とは、30~45cmの間隔で取り付けられた「芯木」とよばれる棒を土台にして、金属板を取り付けた屋根のことです。屋根の仕様上、一般的な横葺きではなく縦葺きとなっています。
瓦棒屋根の特徴として、傾斜の緩い屋根にも取り付けられる点が挙げられます。屋根は傾斜によって使える屋根材が定められていますが、瓦棒は排水性に非常に優れていることから、最も傾斜の緩い「一寸」の屋根にも使用可能です。
また、耐震性が高くコストパフォーマンスもよいことから、小規模の工場や倉庫、一般住宅などさまざまな建築物に幅広く利用されています。
瓦棒屋根に使われている主な金属には「トタン」「ガルバリウム鋼板」の2種類があります。以前は、加工しやすいトタンがよく使用されていました。しかし、トタンは錆びやすいというデメリットがあったため、現在では錆びにくく耐久性の高い、ガルバリウム鋼板がよく使用されています。
瓦棒屋根のメリット・デメリット
瓦棒屋根のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | ・排水性が高い ・耐震性が高い ・コストパフォーマンスがよい |
デメリット | ・芯木の腐食が屋根の劣化を早める可能性がある ・遮音性が低い ・断熱性が低い |
瓦棒屋根は、縦方向に対して屋根材の継ぎ目がないことから、排水性が高く雨漏りが発生しにくい作りとなっています。また、スレートや瓦など他の屋根材と比べて施工にかかる手間が少ないため、コストパフォーマンスがよい点もメリットです。
その一方で、芯木は水を吸収しやすいため、一度雨水などが染み込むと急速に腐食が進む可能性があります。芯木の腐食は錆が発生する原因にもなるため注意が必要です。くわえて、金属の屋根材であることから、遮音性や断熱性が低い点も瓦棒屋根のデメリットといえるでしょう。
瓦棒屋根の耐用年数
瓦棒屋根の耐用年数は、20~35年ほどとなっています。
耐用年数は、使用されている金属板によっても異なり、トタンが使われている瓦棒屋根では早ければ20年ほどで機能が低下する可能性があります。
瓦棒屋根に限った話ではありませんが、屋根の機能を長く維持し続けるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
瓦棒屋根と立平葺き屋根との違い
瓦棒屋根と同じような特徴を持つ屋根に「立平葺き屋根」があります。見た目も似ているため、違いが分かりにくいですが、二つの屋根には以下のような違いがあります。
- 芯木の有無
- 搬入方法に要するスペース
瓦棒屋根には芯木と呼ばれる木材が使用されていますが、立平葺き屋根は芯木にあたる部分を金属で補っているため芯木がありません。立平葺きは、瓦棒屋根のメリットを得つつも、芯木の腐食によるデメリットを抑えられるため、現在では瓦棒屋根ではなく立平葺き屋根が採用されるケースも少なくありません。
その一方で、立平葺きは施工に広いスペースを要します。瓦棒屋根に使われる金属版は巻いた状態で運べるのに対し、立平葺きに使われる金属は工場で加工してから板の状態で運ぶ必要があるためです。
そのため、作業スペースが狭い、施工場所までの道が細い、などのケースでは立平葺きによる施工ができず、瓦棒屋根が採用されるケースがあります。
瓦棒屋根で雨漏りが発生する原因
瓦棒屋根で雨漏りが発生する主な原因は以下の3つです。
- 芯木の腐食
- 金属板の歪み・へこみ
- 錆による穴あき
それぞれについて詳しく解説します。
芯木の腐食
芯木として利用している木材の腐食が原因で、雨漏りが発生するケースがあります。
芯木は金属板に覆われているため、通常水が入り込むことはありません。しかし、金属板を固定する釘が劣化し生じた隙間から水が浸入し、芯木が腐食することがあります。
芯木の腐食は屋根の強度の低下につながり、屋根材の剥がれや飛散、雨漏りを招くことになります。
金属板の歪み・へこみ
経年劣化や飛来物によって金属板に歪みやへこみが生じ、空いた隙間から雨水が浸入することで、雨漏りが発生するケースがあります。
金属板の素材としてよく利用される、トタンやガルバリウム鋼板の標準的な厚さは約0.35mmと非常に薄いです。そのため、台風や強風などが発生した直後は、屋根に歪みやへこみがないか地面からでよいので、チェックしておきましょう。
錆による穴あき
錆による穴あきも瓦棒屋根で雨漏りが発生する原因の一つです。
とくに、金属板にトタンが使われている場合は、錆が発生しやすいので注意が必要です。使用されているのがガルバリウム鋼板であっても、まったく錆びない訳ではありません。劣化や傷などの原因により、塗装が剥げることで錆が発生する可能性があります。
錆は「白→赤→黒」の順番で進行し、最終的には穴が生じます。一度生じた錆を回復させることはできませんので、もし錆を発見した場合は、錆をこれ以上進行させないよう早急に対処しましょう。
【原因別】瓦棒屋根の修理・メンテナンス方法
瓦棒屋根の修理・メンテナンス方法を以下の原因別に解説します。
- 芯木の腐食
- 金属版の錆・穴あき
- 塗装の剥がれ
それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
芯木の腐食
芯木が腐食している場合は、葺き替えやカバー工法による修理となるケースが多いです。
葺き替えをおこなう際は、立平葺きへ変更するのも一つの方法です。立平葺きは、芯木を使用しない施工方法のため、瓦棒屋根のメリットをそのままに腐食するリスクを無くせます。
ただし、立平葺きは、瓦棒屋根よりもコストが高い、作業スペースが必要などの条件もありますので、実際に作業する際は、専門業者と相談の上で決めるのがおすすめです。
金属板の錆・穴あき
金属板の錆や穴あきに対しては、劣化具合によって修理方法が異なります。
錆・穴あきの範囲が一部である場合は部分的な補修で問題ありません。しかし、錆びや穴あきなどの劣化が屋根全体に広がっている場合は、葺き替えやカバー工法による修理となる可能性があります。
実際にどのような修理方法を採用するかは、専門業者と相談して決めるとよいでしょう。
塗装の剥がれ
塗装が剥がれている場合は再塗装をおこないます。
屋根材に使われている塗装は、見た目をよくするだけでなく、雨から屋根材を守る役割を持っています。塗装の剥がれは錆の発生に直結するため注意が必要です。
塗装は、再び塗ることで現状回復が可能ですが、一度錆が発生してしまうと回復させることはできません。屋根材を錆びさせないよう、定期的に塗装をおこないましょう。
瓦棒屋根からの雨漏りは「森工務店」にご相談ください
瓦棒屋根から発生した雨漏りの修理やメンテナンスを検討している方は、ぜひ「森工務店」をご利用ください。
森工務店は埼玉県川口市にある工務店です。「痒い所に手が届く、また頼みたくなるような工務店」を目指し、東京・千葉・埼玉を中心に活動しています。金属加工には自信があり、瓦棒屋根であれば、どのような雨漏りであっても対応可能です。
雨漏りは、原因となる箇所と水が漏れる箇所が異なるケースもあり、適切に原因の特定や対処をするためには、専門的な知識や経験が必要になります。
とくに、工場や倉庫の雨漏りは仕事に影響を与える可能性があるため、迅速に修理する必要があります。スムーズに修理を完了させるためにも、ぜひ雨漏り修理を得意とする「森工務店」にご相談ください。
まとめ
瓦棒屋根で雨漏りが発生する主な原因としては以下が考えられます。
- 芯木の腐食
- 金属板の歪み・へこみ
- 錆による穴あき
瓦棒屋根は、排水性が非常に高いことから雨漏りが発生しにくい屋根ですが、まったく雨漏りが発生しない訳ではありません。屋根の機能を維持して雨漏りを未然に防ぐためにも、定期的にメンテナンスを実施しましょう。
森工務店は「また頼みたくなる工務店」を目指し、東京・千葉・埼玉を中心に活動をおこなっている工務店です。
雨漏り修理にも自信を持っており、原因特定から補修までを一貫してお請けいたします。瓦棒屋根の雨漏りでお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。
雨漏り修理 16,500円~
我々森工務店は、新築やリフォーム工事で培った知識を持つ大工と外壁や屋根工事で建築物の雨水侵入予防知識を培った板金職人がタッグを組み社員として抱えた会社です。構造を知り尽くした我々に是非ご相談ください。